創明館便り 2017年2月号 | 創明館便り 高校入学試験当日、その入試は確かに志望校で受けたのであるが、会場までどのように向かったのか記憶にない。徒歩でなのか、それともバスと電車を乗り継いでいったのだろうか。人生の大きな岐路のはずだったろうにかと思うが、全く記憶にない。振り返る試... 2017.02.12 創明館便り
創明館便り 2017年1月号 | 創明館便り 「新年」が始まった。元日、恒例の秩父の神社への初詣を終え、向かった先は札所(お寺)。神社の賑わいに比べ、巡った5つの札所すべてがとてもひっそりとしていた。巡礼道を歩いていても巡礼者に出会うこともなく、静かに昨年一年を振り返り今年一年への... 2017.01.03 創明館便り
創明館便り 2016年12月号 | 創明館便り 「こころが育つ」こんな言葉を生徒の口から聞いたのは初めてのような気がする。中学校の定期考査、課題図書を読んでの感想、そこで発せられた言葉、それがこの言葉。読書の真髄ともいえるこの言葉を生徒の口から聞いて「そうなんだよな」と心の中でつぶや... 2016.12.02 創明館便り
創明館便り 2016年11月号 | 創明館便り 『異性の子供ほど子離れは難しい』とは、開成中学高等学校校長、柳沢幸雄氏の「自主性、自律性を育むことの重要性」を述べられた講演の中での一節。その理由を、『異性の子供の体や考え方に起きている変化は親にとって未経験のため、愛情が先にたってしま... 2016.11.02 創明館便り
創明館便り 2016年10月号 | 創明館便り 「仕事をしているとき」が「ON(オン)」、「プライベートな時を過ごしているとき」が「OFF(オフ)」ということで、「ON、OFFの切り替えが大切である」とよく言われる。どんなに好きな仕事であっても、どんなに気楽な立場にあっても「仕事(ON)... 2016.10.01 創明館便り
創明館便り 2016年9月号 | 創明館便り 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」とは、慶應義塾大学の創設者、福沢諭吉の『学問のすゝめ』の中の有名なフレーズである。この言葉、フレーズだけを読むと「『人間の平等性』を述べている」と思ってしまう。だが実際は違う。書のタイト... 2016.09.03 創明館便り
創明館便り 2016年8月号 | 創明館便り 「自由研究が親の負担になっている」そんな話をある塾の先生から聞いた。驚いた。自由研究のテーマの決定、更にはその研究制作までをも親が手伝っていたりするようである。「自由研究に費やすわが子の負担を減らしたい」「わが子の成績、評価が下がらないよう... 2016.08.01 創明館便り
創明館便り 2016年7月号 | 創明館便り 大空を滑空するグライダーに、飛行機とは異なる思いを誰しも抱くだろう。同じように空を飛んでいても、エンジン付の飛行機とグライダーとは全く異なるものという感がある。動力によらないで空を飛ぶグライダーは、飛行機にはない魅力を人々に感じさせている、... 2016.07.02 創明館便り
創明館便り 2016年6月号 | 創明館便り 「理社4か月、英数1年、国語3年」 これは、各教科の学習に対しての「あるレベルの学力」という成果に反映されるまでの期間の相対的な表現である。この相対的な表現が言わんとしていることは、「国語の学力を上げていくことの困難性」である。「暗記教科の... 2016.06.02 創明館便り
創明館便り 2016年5月号 | 創明館便り 記憶に残る幼いころのひとり遊びは「おもちゃ」と呼ばれるものではない。家の中で遊ぶとき、たいがいその遊び道具は、父親の大工道具であったり、母親の足こぎのミシンであったりして、大人の使う道具を自分なりにあつかって何やら楽しんでいたように思う。電... 2016.05.02 創明館便り