「読書を勧められた経験」を持つ子供の割合が減っている、
ということである。
勧めるのは「読書経験を持つ大人」が中心であろうから、
これは、「読書」の面白さ、
効用を知る大人の割合が減ってきている、
ということかもしれない。
勧められることなくても、
子供は「見て育つ」もの。
「見て育って欲しい」と思っても、
「読書の姿」に触れる機会が
社会の中で激減している。
自身、電車内で文庫本を手にし、
本の世界に没入してる人々の姿から、
本との付き合い方を学んだように思う。
今でも時折見かけるその姿に刺激を受ける。
「ことばの学校」で、
子供たちの真剣な眼差し、背筋を伸ばした姿を目にしても
刺激を受ける。
頃は今「読書週間」、
本を読みたくなる時期である。
2019年11月号 | 創明館便り
