2010年2月号 | 創明館便り

「受験勉強の主役は誰ですか?」と問われれば、きっと誰もが「受験生本人である」と答えはするでしょう。
ただこの主役という事実の本質がつかめてない生徒が以前と比して多くなってきているように感じます。
受験勉強は、自分が自分の生きていく方向を自分の描く方向に進むためにおこなうことで、
純粋に自分が自分のために行うことです。
自分が自分以外の人のために行うことでも、自分以外の人が自分のために行うことでも、そのどちらでもありません。

私は高校受験、大学受験その選択にあたってその全ての受験を自分の決めた思いで通過してきました。
両親は私の受験校の選定、進路の選択に全く口は挟みませんでした。
学校の先生と意見が合わず、先生が勧めてくれた受験のアドバイスも私の心には響きませんでした。
私は自分の納得できないことを受け入れることはできませんでした。
周りには余分な心配をかけてしまいましたが、
私は「自分が自分の信じることを行うこと」で自分の気持ちを落ち着けていたような気がします。
「自分で決めたことだから」「自分の生き方だから」当然必要とされる勉強はしました。
「がんばって」なんて声かけられると「言われなくても」と思っていました。

受験シーズンに本格的に突入しました。
受験生としてシーズンの主役である期間も残り数日から20日あまりです。
多くの拍手と「おめでとう」とともに最終公演を終える自分を思い描いて、主役として残りわずかの稽古に励んでください。 (吉田)

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この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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