『僕が苦しいのは1時間ちょっとだけだから』と、
「新山の神」こと東洋大の柏原選手はインタビューに答えた。
「箱根駅伝」往路最終五区、箱根の山上りで自身の持つ区間記録を塗り替え、
他の4選手とともに、東洋大に往路新記録での往路優勝をもたらした柏原選手。
ゴール直後のインタビューで福島県いわき市出身の柏原選手に対して故郷に触れての問いかけに、
彼は冒頭の言葉で答えた。
「僕の頑張りが福島の人たちを元気付けられるのであれば……」との思いでの力走。
誰もがみんな元気付けられる、すごい走りだった。
彼の故郷への思いがしっかり感じられる走りだった。
大晦日の「紅白歌合戦」では、生まれ故郷「ふるさと」に思いを寄せる出演者の熱唱に心打たれた。
「ふるさと」を思う心、幼年期、少年少女期、思春期そういった時代をすごしていく生まれ故郷が、
人々の心の奥底にとどめていく想いの、深さ、純真さに感動する。
新しい一年が始まった。受験生は、人を感動させる主役のステージに立ったわけです。