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2012年2月号 | 創明館便り

「受験がんばれ」とか、受験時でなくとも「勉強しなさい」という言葉を、
私の両親は一度も私に言わなかった。
これは、私一人にだけではなく、私たち兄弟3人みんなに対してそうであった。
自身の子供時代のことを、「学校が嫌いだったから」と父はよく言い、
母は「勉強どころじゃなくて、家の手伝いをしていた」といっていた。
塾に通ったり、家庭教師をつけていたりした家庭もあったようであるが、
私の育った家庭では、「学校以外で勉強を人から教わる」というのはまったく考えられなかった。
学校以外での勉強はすべて自分が望んだことだった。

小学時代は学研の「○年生の科学」の購読を頼み、
中学時代は「中○時代」と教育社の「トレーニングペーパー」を母親に頼んだ。
母は購読を認めてくれたが、それらの活用についてはまったく私に問うことはなかった。
そんな家庭に育ったから、「勉強は自分の意思でするもの」という思いがいつの間にか私の中に出来上がっていた。

私には目標があった。
中学1年生の時から「自分の進学する高校」が自分の中で決まっていて、
それ以外の高校への進学はまったく考えられなかった。
志望校一本での受験だったから、学校の先生は反対したが、私は反対する理由を理解できなかった。
両親も私の判断に任せてくれた。
2度の大学進学も、私には明確なその時々の「自分の生き方の指針」がそこにはあったので、
自分の判断で受験大学・進学先を決めた。
自分のなりたい職業を考え、それをかなえるべく大学に進学した。
後にどちらの大学も中退、除籍という選択を選んだが、その判断のすべてを両親は私に任せてくれた。

「自分で自分の生き方を決める」受験という節目はこのことを考えさせられる大切な機会だ。
決めたらそれをかなえるべく努力することは当たり前のことだ。
自分で決めた自分の人生だ。
「がんばって」というまわりの声援なんか聞き流して、
「私は私の人生を歩こうとしているだけだ」と果敢に受験に立ち向かおう。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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