2012年8月号 | 創明館便り

中学3年生と高校3年生、ともに受験生として夏を迎え、
年明け早々から始まる入試に向けての勉強をしている夏講習。
年内残すところ5か月。
猛暑続きの夏の日々、一日一日長く感じられるも、残す夏の講習期間を長く感じるも、
9月になればいつしか過ぎ去った夏休み。
学校行事・定期考査に追われ、夕暮れの早さに気づくと、長袖シャツに身をくるむ。
とうとう師走に入ったと思ったら、あっという間にクリスマス。
「受験生に正月はない」なんていって勉強したとしても、
2週間後には「大学入試センター試験」。そして1か月後には都立高校の一般入試。
ここで塾にとっての受験期はほぼ終了する。

毎年繰り返される受験期間。入試は来年1月、2月だ。
来年のことだ。でも錯覚してはいけない。
入試までは半年あるかないかである。
「入試まで半年だ」と聞いて「やばい、時間がない」と思うのは大概は大学受験生。
勉強している受験生ほどやばさを感じる。それはそうである。
しなくてはいけない勉強の量を認識できているから。
勉強してない受験生はやばさを表現しても実感が薄い。
やばいといいつつ、具体的な行動が行えない。

高校受験生つまり中学3年生で、今この時期「時間がない」と思っているとは考えにくい。
中学3年生にとっては「受験生としての生活が半年もある」その長さを漠然と感じているだけ。
与えられたことをただこなす日々の講習だ。

すべての受験生が合否にかかわらず言うセリフ、「もっと早くから勉強しとけばよかった」。
そうなのだ。誰しもそう思うのだ。
同じ思うのであれば、安堵感とあわせて思ってほしい。
「合格できてよかった」と。  (吉田)

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この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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