「学生」にとっての夏休みは思い出の宝庫。
小学、中学、高校、大学と学生時代を過ごす中で、夏休みがもたらす多くの思い出は、
大人になってからも思い出される貴重なものばかりだ。
自然との触れ合い、合宿、旅行、アルバイト、等々、
普段は行えないできごとの多くが貴重な思い出として心に残っていく。
とはいえ長い休みだから、その過ごし方に工夫もいるし、
思い出深い充実した夏休みを過ごすには日々及び夏休み全体の計画を立てることが大切なのだろう。
とりわけ受験生としてこの夏を迎えている生徒たちにとって、
夏休みが9月以降の受験生活後半に及ぼす影響は大である。
この夏休みを日々大切に過ごすことが受験勉強をしていく自分の心の支えになることは間違いないのだろう。
受験勉強をコンスタントに冷静に行い続けることができる生徒はまずいない。
今後、勉強している生徒ほど、スランプも経験するし、自信を失い、受験への恐れを感じたりもする。
そんな中、寒さが身にしみる受験の追い込みの時期、
「暑い夏の自分の頑張り」に自信を取り戻すといったことがあるのである。
私の大好きな「箱根駅伝」。
そのあるランナーが「つらい夏の練習をやり遂げたという思いを自信に変え走った」と話していた。
チームの思いを一本のたすきに込め、
走り続けるドラマの主役たちが感じ続ける精神の揺らぎを一つの思いが支えるのである。
新年正月早々行われる「箱根駅伝」
その約2週間後から大学入試センター試験を皮切りに来年度の入学試験が始まっていく。
時期も重なり、「寒い冬場を乗り切る思いは暑い夏場の頑張り」と思える夏にしていこう。