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2013年11月号 | 創明館便り

今から12年前、当時、アメリカ、大リーグ、シアトル・マリナーズで大活躍していた「イチロー」が、
地元シアトルの小学校で子供たちに講演を行いました。
報道では、イチローは子供たちに

 『自分の目標を持って、好きなことに打ち込んでください』
 『目標をしっかり持っていれば、自分を大切にし、人を尊敬して生きることができる』

と話しかけたとのことでした。

『目標を持っていれば、自分を大切にし、人を尊敬して生きていける』
この言葉を聞いた時、私は「自己肯定観(感)」を得るための本質を突いているように思いました。

人の日々時々刻々の感情は次の四つに分類できると言われます。

「自己肯定・他者肯定」  「自己肯定・他者否定」
「自己否定・他者肯定」  「自己否定・他者否定」

人は、自分以外の人を否定して自分を肯定したり、自分以外の人を肯定して自分を否定したりします。
このような感情から心の安定・幸せを感じられないことを知りつつも、
人はそういった感情を持ちます。
イチローのメッセージは、目標があれば、そんな心の不安定さから逃れられて、
自分も人も肯定的に見れますよ、ということです。

目標を持ち続けること、夢をもち続けること、これらから得られるものは大変貴重で有難いことです。
人を見るときの見かた、日々の自分の生活、
それらが自分の目標を持つことで大きく変わるということをイチローは伝えたのです

実はここまでの話は、12年前の便りに載せたことです。
ヤンキーズで今も活躍するイチローのメッセージはいつもいつも大きな関心をもたれるものになっています。
「心技体」を実践している素晴らしい選手と誰もが認めています。

私自身も再度読みながら、いろいろと感じさせられています。
そして、自身に新たな目標を設定しました。
数学検定1級資格の取得をめざすというものです。
大学の数学科に在籍したわけでもなく、教養課程までしか数学を学んだ経験がない自分にとって、
1級の壁は随分と高く、敬遠していました。
でも、挑戦することにしました。未知を学び、識る、という喜びを実感しようと思っています。

受験生にとっての当面最大の目標は「志望校合格」でしょう。
合格の喜びに浸る至福のひとときを思い描いての日々が続きます。「日々を有効に」ですね。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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