「自分にはできる」
「自分には乗り越えられる」
という「自己肯定感」を持ち合わせている子供が、
日本では諸外国と比べて少ないと聞く。
実際多くの子供たちと日常接していて、それは感じる。
「この子は、自分の力に自信が持てていない」
と感じさせる子供は
「できる」という自信がないから、
「やらない」というより「やることができない」
という状態になっている。
与えられることに慣れすぎ、
助けられることに慣れすぎ、
やらされることに慣れすぎ、
「自分で考え、苦悩し、努力し、自分で乗り越え、自己達成感を得る」
といったいわゆる「成功体験」を得る機会が
絶対的に少なくなっているからのように思う。
「夏休み」は「やらされること」ではなくて
「やること」を自分で探す
とても良い機会だと思う。
自分の周りの大人の立てたカリキュラム、
スケジュールに乗っかるだけでなく、
「自分でやりたいこと」を
「自分でやってみる」
そういった体験を得ることが出来うる期間だと思う。
「自分の力でやることができた」
その「達成感」「自己肯定感」が
人生において大変大変大きな支えとなっていくことを、
それを知る大人たちは
子供たちに感じさせていくことが大切なのであろう。
「やらされる」「やらされた」という思いで得るものと、
「やりたい」「挑戦したい」という思いで得るものは、
たとえ結果として見える成果として同じであったとしても、
見えない心の成果
「自己肯定感」には大きな大きな差が生まれている。