丑年(うしどし)の今年。
「牛歩のごとく」という表現のように、
一歩一歩着実にゆったりと歩を進めるその姿はうらやましい。
牧場に放たれた牛たちの悠然と歩く姿は、
のんびりと眺めたくなる光景だ。
自身高校2年進路相談、
「進学しないで北海道の牧場で働きたい」と
真剣に先生に話したことをも思い出す。
かつては農作業の一手を担わせてきた牛である。
そんな農耕民族由来の日本人の
牛をあがめる気質をも
「牛歩のごとく」という言葉には感じる。
創明館は寅年の生まれだ。
「子(ね)丑(うし)寅(とら)……」と続く干支の
丑の次の出番だ。
来年2022年2月、
生まれてから3周の干支巡りをすることになる。
3週目の干支巡りのための一年、
令和3年が始まった。
新年への多くの祈念を込めて、
『新年あけましておめでとうございます。』