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2023年3月号 | 創明館便り

「技術立国 日本」という言葉を聞かされ育った学生時代だった。
国土は狭く、豊かな資源に恵まれない日本の発展繁栄に欠かせないのが、
日本人の持つ特性を生かした「技術」である、と言われ続けてきた。
昨今は、技術より、アニメ等の日本の文化が注目されたりもしているが、
日本にとって技術力の発展が国を維持発展させるために不可欠なことのように思う。
高い技術力に支えられた“made in Japan” が確かな誇りとして自覚し得ていた時代がいつしか、
その言葉の響きを強く感じえなくなったように思う。
政治家、官僚のその多くが「社会科学系学部」を専攻した人であって、
「科学技術」に疎いのも一因だろう。
自然科学系の最難関学部が医学部になってしまって、
医学部ブランドを求めての、安直な医者志向も大きな問題だと思う。
今、理系回帰とも思われる日本社会全体の動きが感じられる。
諸外国の動向に危機感を抱いたことが大きな一因のような気もするが、
ともあれ、昨今の理系回帰の動きをうれしく思う。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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