NHK番組「ダーウィンが来た」でもおなじみになっている
チャールズ・ダーウィンの「進化論」の中での
大変有名な一節に次のようなものがある。
“It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is most adaptable to change.”
(生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。変化に適応しうるものだ)
連日の猛暑が連想、認識させる「地球温暖化」。
この地球規模での大きな変化に人類は適応しうるのだろうか。
自然界の人間以外の種は、自然界の中で
自然と共に自然を破壊することなく種として適応するべく進化をしてきたのであろう。
一方、人類は猛暑に対するすべとして、
人為的な工作物を利用する方法でしか対応できなくなっているのが現実だ。
その人為的な方法こそ人類の進化のなせる業なのかもしれないが、
その方法が更なる自然界の調和を崩していくことを思うに、
大変困難な適応への道のりのように感じる。
地球温暖化という聞きなれ過ぎてしまった感のある言葉から、
最近聞かれた、警告ともとれる「地球沸騰化」という言葉のインパクトは強烈だ。
気持ちよくお湯につかっているうちに徐々にゆであがって死んでしまうという
「ゆでガエル理論」の教えを人類に再通告してきたかの感がある。
お湯から跳びだせば逃れられるカエルだが、人類はどうすればよいのだろう。
人類より進化の速いと思われるAIに教えをもらうのだろうか。