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2024年4月号 | 創明館便り

数学には「公式」と呼ばれているものが多くあります。
「公式」を利用、活用して即座に「答え」もしくは
「それまでの過程」を導く必要があるのは事実です。
公式を否定してしまったら、数学の理解、習得はあり得ません。
これは真理です。ですから公式はもちろん必要です。
公式を暗記、活用することで次の考察へのステップに入ることができるからです。
「塾は公式を伝えることに熱心だ」という考えが、昔からあります。
私も塾業に携わる人間ですから、この思いはあります。
ですから、子供たちが公式を使って、答えを求める、そのことに違和感は感じません。
ただ、なかには、公式だけを使って安易に答えを導くことを嫌う生徒がいます。
与えられた式よりその本質を楽しみ、
より本質的に自分の考えで答えを導こうとする生徒です。
「自分の考えの世界の中で考えていきたい」と思っているかの生徒です。
自己肯定感が高い生徒だと私は思います。
こういう生徒を、私は好きになり、将来を楽しみに想像したりします。
 生成AIが驚くべき速さで、創造的な人間の活動の中に入り込んでいます。
今生きている大人たちが想像もしなかった世界に
今の子供たちは飛び込んでいくような気がします。
そんな、未来の社会の中で活躍していく人間を想像するに、
公式嫌いな子供は、その候補かなと思ったりします。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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