2024年10月号 | 創明館便り

ロボット教室、ミドルコース9月製作ロボはクレーン型ロボだった。
まずはスイッチの切り替えで「つかむ⇒運ぶ⇒離す」の動作を楽しみ、
その後プログラミングでこの作動をさせる、というロボット製作だった。
クレーンのアームとハンドの部分の動作が、
異なるモーターからの動力でなく、
「つかんだら運ぶ、離したら戻る」という動作が一連で行われ、
一つのモーターからの動力でなしえるその仕組みに驚く。
 このロボットの大掛かりな改造を試みたT君は、
アーム部分のギアの大きな分解に始まり、
ギアの組み合わせを試行錯誤しながら、
思い描く動きのための改造を試みていた。
「こういう動きにしたい」というその思いであふれ、
まさに没入の取り組みであった。
高学年になると改造よりも教科書通りに作ることで満足する生徒が多い中で、
T君の、動きの原理を考察し、自分の考える動きをさせようとする姿には、
「本当に好きなんだな」と思わされる。
教科書から得た知識を活かし、人のまねをするのでない、
自分のやりたいことをしていこうとするその姿に、
将来の活躍を想像したりする。

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この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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