2009年9月号 | 創明館便り

暑かったような、涼しかったような夏休みが終わりました。
小中学校の夏休み短縮とそれに伴う「夏の講習」の短縮で「夏」そのものが短くなったような気もします。
「夏イコール講習」そんな感覚が身についていたからでしょう。

毎年思いますが、夏が終わると受験シーズンの到来を感じます。
気候が涼しくなるにつれ、じわりじわりと受験期が訪れます。
厳冬の時期が受験勉強のピーク、入試シーズンになります。涼しくそして寒くなるほどに受験が迫ってくるわけです。
「寒くなってきたなイコール受験が近づいているな」ということです。

今月から始まる大学のAO・推薦入試から、
来年2月にかけて受験生と呼ばれての後半の日々をこれからは過ごしていくことになります。
過ぎ去った日々の速さを思えばこれから先の日々の過ぎ去っていく速さを想像できます。
受験生と呼ばれている時間なんて人生の中であっという間に過ぎ去っていきます。

人間は時間の使い方が苦手です。人間以外の生き物は今を精一杯生きています。
ですが、大脳の発達した人間は過去にとらわれ、将来を思い煩います。
そして、それらを引きずりながら生きていますから、今を精一杯生きることが苦手です。
これは人間に与えられた宿命です。この宿命を人間としての特質と認めつつ、
それらの思いを断ち切る決意が受験生には必要になってきます。    (吉田)

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この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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