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2009年7月号 | 創明館便り

最近「いくつになっても好きなことは好きなんだ」ということを実感することがありました。
今年度から始めた「ロボット教室」、そのロボット教室ではマニュアルに従ってロボットを小学生の児童が作るのですが、
当然、講師は授業前の事前製作が必要なわけです。

毎月異なるロボットの製作マニュアルが本部から提示され私は一人の製作者になります。
土曜日の授業に備えて金曜日の通常の授業の終わった深夜、その事前製作が始まります。
わかりにくいマニュアルに不満を抱く自分と、
わかりやすいことが必ずしも人間の成長にとって良いことではないという思いの交錯の中で、
その完成に夢中になり完成時の喜びを感じる自分がいます。

思い返せば子供の時からそういった物作り、工作が好きで、
「ダイヤブロック」「自由工作」「プラモデル」に夢中になった自分を思い出します。
自分にとってよくわからない組み立て説明書のプラモデルは、時に投げ出しそうになりましたが、
箱に描かれている絵を見たりして、説明書から得られない情報を参考にして組み上げていました。
その過程は、「ご飯も食べないでやっていた」との私の親の回顧が思い出させてくれましたが、
夕食時でも中途半端にやめられずに夢中になってやっていました。

お小遣いを貯めて模型店に走った自分、多くのプラモの前で選ぶ自分、
買ったプラモデルの箱を開けるときのワクワクした自分、それらは印象深く残っている子供の頃の思い出です。
本当に自分は好きだったのだと思います。
今ではプラモを作らなくなり、プラモ作りの面白さは忘れていましたが、
夢中で作っていた子供時代のことを「ロボット教室」は思い出させてくれました。

ロボット教室は担当している自分が楽しんでいる教室です。
「成績」「受験」といった塾に課せられた課題の外で行える教室であって、
自分が作っていて面白いロボットを子供たちも楽しそうに作っている様子を見せてくれるのはやはりうれしく、楽しい教室です。開講当初は準備の大変さに困惑していましたが、教室運営が軌道に乗ってきている中で、楽しさに移り変わってきています。

ロボット教室を通して子供たちに培われていくいろんな力は子供たちの大きな財産になっていくかと思います。
子供たちをバーチャルな世界で過ごさせやすくしてしまう今の社会環境の中で、
わかりやすさに重きを置きすぎてじっくりと考え抜く機会を奪いがちな今の教育環境の中で、
子供たちが実体験として試行錯誤しながら行うロボット製作は「見えない学力」として
子供たちの今後の学力を支えていくものになっていくように思います。
そう思えばこそ始めた「ロボット教室」。私自身も子供たちも「遊び」を通して学んでいくのだと思います。 (吉田)

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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