創明館の入り口に「勉強十戒」を掲示して久しくなる。
じっくりと読んだことがある塾生はどれほどいるのであろうか。
昔の大学受験生向けの戒めのことばなので、堅苦しくて難しいという感じを受けると思うけど、
受験勉強をしていくうえでの大切な指針がそこにはあふれている。
出典は私が大学受験の時、何度も見開いた受験雑誌「蛍雪時代」ほか
多くの受験参考書の出版社として名高い「旺文社」の創業者、赤尾好夫氏である。
4年前の便りにも掲載しましたが、ここで再度紹介します。
勉 強 十 戒 (赤尾 好夫 作)
一 学習の計画を立てよう
計画のないところに成功はない
二 精神を集中しよう
集中の度合いが理解の度合いである
三 ムダをはぶこう
戦略の第一は時間の配分にある
四 勉強法を工夫しよう
工夫なき勉強に能率の向上はない
五 自己のペースを守ろう
他をみればスピードはおちる
六 断じて中途でやめるな
中途はゼロである
七 成功者の言に耳を傾けよう
暗夜を照らす灯りだ
八 現状に対し臆病になるな
逃避は敗北である
九 失敗を謙虚に反省しよう
向上へのクッションがそこにある
十 大胆にして細心であれ
小心と粗放に勝利はない
大学受験は自分自身との戦いといっても過言ではない。
自律したその受験勉強を通して得られるものは後の人生に大きな財産となることは間違いない。
その戦いを進めていく指針が述べられている。
受験生は一文一文噛みしめてみよう。
特に一から四までに書かれていることはとても大切な指針。
夏休みを控えまず行うべきは、その一「勉強計画の立案」でしょう。
「計画のないところに成功はない」
これは受験成功者の誰もが実感していることです。