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2020年4月号 | 創明館便り

けんや君との出合いは2009年10月のことだった。
当時小学2年生で「ロボット教室第一期生」として在籍してもらった。
その後、私立中学受験のサポートをさせてもらい、
久しぶりに道で出会ったときに
「基盤を作ってます」などと話していたことが印象に残っていた。
そんな彼と,受験まで10か月余りの高校2年生の3月に再会した。
「やっぱり理系かなと思った。」
「哲学の勉強をしたくて文系に進んだけれども」
と話は続いた。
「数学Ⅲを教えてほしい」
「理科は自分で勉強できます」。
 けんや君のもつ高い集中力、学習能力は中学受験指導の時実感していた。
その記憶に間違いはないはず。
真剣に考えたうえでの大きな彼の決断。
「とても大変なことをしようとしている」
と念を押しつつも、
自身内心「この子ならできる」という思いがあった。
「自学」ができることは本当に大きな財産。
その財産を持ち得ている彼は
自分の進路のその選択の幅を広げ、
大きな選択の転換をなしえた。
 塾が育てなくてはいけないのは、
けんや君のように「自学」ができる人間である。
「目に見える得点・順位・合否」というものよりも、
もっと大きな一生の財産をつかませることができれば、
塾人として大変幸せなことに思う。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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