2022年8月号 | 創明館便り

「もうすぐ夏休みだ」なんていうと、
「いや、もうとっくに夏休みだよ」といわれること間違いない。
子供、学生のころ、長い夏休みのない大人の生活に
「大人になることは大変だ」と思っていた。
でもその大人生活を長く過ごしていると
子供時代と同じ夏休みが与えられてしまうと
かえって困ってしまうことを学ぶ。
「40日の夏休みが与えられれば」と
願っている方ももちろんおられるかとは思うが
私はそんな長い休みが毎年与えられたら
その過ごし方に大変苦慮するだろう。
　そんな夏休みが創明館にも間もなく訪れる。
私は山歩きが好きだからいろいろと山行への思いを巡らす。
長期山行を思いめぐらす唯一の期間が夏休みだから
思いのヴォルテージは当然高まる。
「今年の夏は……」という思いが
日々日常の生活へのエネルギーをいただくことになる。
「〇〇日に〇〇に行くから宿題頑張る」という子どもたちの意識と
私の「〇〇日に〇〇に行くから仕事頑張る」という意識は全く同じ。
　都会の熱気とエアコンの涼気疲れした体を
自然の空気の涼に浸してあげられる
そんな夏休みが大変待ち遠しい。
待ち遠しいことがあることの幸せを感じる。