1987年1月1日発行「創明館だより8号」に、こんなことを書いていた。
塾を始めて最初の新年を迎えたときだった。
『 節目、節目を大切にする。
そうしないと人生何十年、ダラダラと過ぎてしまう。
暦がなかったら、今、生きている人々は、生活に困り、
計画を立てるよりどころを失ってしまう。
地球が太陽を一周する期間を一年と定め、
地球が一回転する期間を一日と定め、
人々はその節目、節目を享受している。
考えてみればおもしろいことで、人間が他の星に生存しておれば、別の暦で生活をし、
人生20年とか200年とかいうこともあったかもしれません。(中略)
「あけましておめでとうございます」
どうしておめでたいんだと、子供心によく思いましたが、
新年をおめでたい年にしたいという人々の思いが
そういった挨拶をはぐくんできたのだと思うとうなずけます。
館も今年2年目を迎えます。吹けばとぶような野に出た花でも、
しっかりと大地に根づき、その根を着実に伸ばしていく。
そんな一年にしたいと思います。』
塾嫌いの私が、時給の良さから塾講師アルバイトした。
その塾を受け入れられずにやり始めた自身の塾、それが創明館だった。
あれから39年が過ぎようとしている。
「やりたいことをやってこれた」そのありがたさ、幸せを思う。
今年も「夢」の年賀を送る。
自身のいくつかの夢の実現に向けてのメッセージとも重ね合わせる。
改めまして、
「新年あけましておめでとうございます」 令和7年 巳年 元日