2019年9月号 | 創明館便り

小学生の時の夏休み、
親から自分に課せられたことは
「家事」と「昼寝」だけだった。
家事といっても自身好んだ薪での「風呂焚き」で、
夕刻のいっときだけの事。
「昼寝」も日々の課題で、
風の抜ける廊下にバスタオルを敷いて、
その上に横になることを強制させられた。
眠りにつけないで悶々としつつも、
扇風機の回る音が子守唄となり、
眠りに誘ってくれた。
夏休み中、他に何かを課されることはなかった。
ひまな時間が大変多いから
「何をしようか」
と考える時間に大変恵まれた。
「ぼーっと過ごす」
そんな時間にも大変恵まれた。
いろいろと考え、
感じる時間に恵まれていた、とも言える。
「『何をしようか』と考えることが大切だ」
なんて言われるほど、
忙しく時間を過ごしたりしている今の子どもたち。
自分の立てたスケジュールの中で、
主体的な判断の中で時間の過ごし方を決め、
忙しくしているならば良い。
でも、そうではなかったりするのも現実だ。
主体性を持ち、自己決定できる度合いが高いほど
「幸福度」が高い
という調査結果があるようである。
「ひまな時間の過ごし方」を
自己決定することも大切だ。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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