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2021年9月号 | 創明館便り

ロボット教室8月のミドルコースは人気の
鉄棒ロボット「サカアガリン」だった。
豪快なその動きが「おー」と思わずうならせるロボットで
大変好きなロボットである。
このロボットの「懸垂(けんすい)動作」から
「逆上がり動作」に変身させるときに使われる仕組みが
「ラチェット」という仕組みだ。
「ラチェット」とは歯車(ギア)等の回転を一つの方向のみさせる仕組みで
身の回りのものに多く使われている。
代表的なものは「自転車」である。
ペダルを前方向に回転させた時だけ自転車は前に進み
後ろ方向に回転させても自転車の車輪は回転しない。
まさにこの仕組みが「ラチェット」である。
決して小さくないロボットが鉄棒を逆上がりする
おまけに連続逆上がりまでできてしまう。
自らに置き換えてそのすごさを
実感した子供たちもいたのではと思う。
 「時間」というものも
まさにラチェット機構の中にあるようなもので
後戻りができない一方向のみの
過去から未来にしか進まない。
戻ることもできず
ひとっとびに未来へ行くこともできないものである。
『14歳のための時間論』(佐治晴夫 著)の中にある文を紹介します。

「いま、あなたは『時間が過ぎ去っていく』のを感じています。
しかし、過ぎ去った時間や
まだ来ていない未来の時間を使って
何か仕事をすることはできません。
でもね、いま、目の前を過ぎ去ろうとしている時間を
あなたは“使う”ことができます。」
 
 時間を「使う」
という意識の大切さを教わります。

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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