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2022年2月号 | 創明館便り

最近の子供たちの読解力の低下の要因として
あげられている数々の中で、
「3世代同居家族の減少が影響している」との研究がある。
「おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞く」
ということが日常にないことが、
子供たちの読解力低下に影響しているとのことである。
子供たちの読書を勧められる経験が少なくなっていたり、
テレビより安易に楽しめるものが日常存在する世の中、
読書離れが進むのは避けられない。
そこから生まれる読解力の低下は想像されうるが、
「おじいちゃん、おばあちゃんの話」の影響が研究されていることは興味深い。
身近な人から教えてもらう言葉は、
より強く深く記憶に残りその言葉を理解、
習得するようなことがあったりするのかもしれない。
 たびたび紹介している
「植物は光を浴びて育つ、人は言葉を浴びて育つ」という言葉。
植物にとって光は生存に不可欠な存在であると同様に、
人にとっても言葉は生存に不可欠な存在。
植物は受動的に光を浴び続けることができるが、
人はただただ受動的に言葉を浴び続けることはできない。
読解力低下にならないように、
日常の生活の中で「能動的にことばを浴びる」
ということを意識することが必要なのだと思う。 

創明館便り
この記事を書いた人
創明館 吉田

塾代表 吉田聡彦 : 練馬区高松(光が丘・夏の雲公園前)にある小学生・中学生・高校生向けのグループ/個人の学習塾を運営しています。
塾運営での想い、感じたこと、発信したいことなどを更新しています。

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