創明館便り 2021年2月号 | 創明館便り 新聞のコラムで「実語教」を知った。平安から明治時代まで子供たちを育ててきた教科書のようである。江戸時代の「寺小屋」で最も普及したようで、その教えはまさに日本人の価値観を後ろ盾しているように感じる。 「山高きが故に貴からず(山高故不貴) 樹... 2021.01.31 創明館便り
創明館便り 2021年1月号 | 創明館便り 丑年(うしどし)の今年。 「牛歩のごとく」という表現のように、一歩一歩着実にゆったりと歩を進めるその姿はうらやましい。牧場に放たれた牛たちの悠然と歩く姿は、のんびりと眺めたくなる光景だ。自身高校2年進路相談、「進学しないで北海道の牧場で働... 2021.01.02 創明館便り
創明館便り 2020年12月号 | 創明館便り 埼玉県秩父に武甲山という山があります。その多くが石灰岩(太古の生物の遺骸が固まってできた岩石)でできている山です。石灰岩はセメントの材料となりますから、山の麓にはセメント工場があり、大きなトラックが行き来しています。石灰岩を採掘された武甲山... 2020.12.03 創明館便り
創明館便り 2020年11月号 | 創明館便り 「やらなくては」と思いながらも「やる気になれない」、このような日々日常とらわれる思いがストレスになったりします。そして、ストレスが更なるやる気の喪失につながり、負の感情の連鎖になったりします。 「作業興奮」という言葉があります。やる気に... 2020.11.02 創明館便り
創明館便り 2020年10月号 | 創明館便り 『おしなべて ものを思わぬ人にさえ 心をつくる 秋の初風』(西行) 友人が紹介、送信してくれた歌である。庭師として仙台の地で活躍する大学時代からの友人である。樹木、草花を相手とする仕事柄、季節の移り変わりに敏感な彼からのまさに私への初... 2020.10.01 創明館便り
創明館便り 2020年9月号 | 創明館便り 「心、技、体」とは、スポーツ、武道の世界でよく言われる言葉。とはいえ、教科の学習とてまったく同じ。「数学」という教科学習で考えると「体=計算力」で、「技=解法」である。「心は?」というところで、考える。数学を勉強する動機は人それぞれ。「やり... 2020.08.31 創明館便り
創明館便り 2020年8月号 | 創明館便り 視覚と聴覚のみで人間は人どうしの信頼関係を築くことができないとのことである。人間はその持つ五感「見る、聞く、かぐ、味わう、触れる」の中のより多くの情報をもとに「意(心)」を築いていくということである。 テレビの画面で美しい自然の描写が映し... 2020.08.02 創明館便り
創明館便り 2020年7月号 | 創明館便り 『一座、二座、…』と数えるのは何でしょう?「座」という言葉がついているから浮かぶのは「星座」かもしれません。「他には?」との問いに「神様」「山」と答えられたら、「よく知っているね」となります。 日本は古来から「自然信仰」の国ですから、「山... 2020.07.02 創明館便り
創明館便り 2020年6月号 | 創明館便り 「自然」に立ち向かう、なんてことはできないし、しない。時に猛威を振るう大自然に対して人間ができることは、もたらされる災害から身を「守る」ということ。「守るための備え」をしても、「自然と闘う」ということを思ったりはしない。「ウイルス」も自然と... 2020.06.02 創明館便り
創明館便り 2020年4月号 | 創明館便り けんや君との出合いは2009年10月のことだった。当時小学2年生で「ロボット教室第一期生」として在籍してもらった。その後、私立中学受験のサポートをさせてもらい、久しぶりに道で出会ったときに「基盤を作ってます」などと話していたことが印象に残っ... 2020.04.05 創明館便り